以前のフローリングは、根太という床を支える木材の上にフローリング材を張っていました。材料は15mm厚が主流で、根太がないところでは15mmの板の上を歩いていたわけで、長年その上を歩いていると徐々に撓(たわ)んできます。現在ではこれらを解消するために、フローリングの下に必ず「捨て貼り」と呼ばれる合板を張る工法が主流となっています。12mmのフローリング+下に12mmの合板=合計24mm厚の床となり、上を歩いた時のしっかり感は以前のものと比べると断然違います。
今回は、既存の床板を捨て張りとして利用しその上に床の増張り(重ね張り)をしました。撓みがなるなるのはもちろんのこと、見た目もグッと良くなりました。
また、既存の床レベルに著しい違いがある場合や床を支えている木材の劣化が明らかなときには、床の張り替えを行う場合もあります。ご相談いただければ、適切な工法のご提案をいたします。